クロストン
表面処理
高耐食性クロムめっき「クロストン」は通常クロムめっき層に発生するクラックや
ピットが存在しないノンクラックめっきです。
クロストンの特徴
皮膜構造
特殊な結晶構造でクラック及びピンホールはありません。
硬度
ノンクラックのため、耐食性は良好です。20μm以上の単層めっきで十分な耐食効果が見込まれます。ただし、クロムめっきを溶解腐食するような環境では使用できません。
めっき厚μm-噴射時間 hr の発錆状態
写真はSS素材を素地としたクロストン(上段)および通常のクロムめっき(下段)の塩水噴霧試験の結果です。クロストンは厚さ15μm以上では3000時間経過でも錆の発生は見られず高耐食性です。 通常の硬質クロムめっきは厚いめっきを施しても耐食性は期待できません。
耐薬品性

通常の硬質クロムめっきより低く、Hv600〜700程度です。

耐薬品性

400℃以上に加熱することにより、急激に硬度が低下します。

耐薬品性

通常のクロムめっきとは異なる光沢度となります。

耐薬品性

通常のクロムめっき同様に剥離、再加工をすることが可能です。

光沢度は調整が可能で、60°HGs(ヘイズ)0.6以上の指定ができます。

加工可能な下地素材
鉄鋼、ステンレス、アルミニウム、銅、銅合金等広範な金属素材に施工可能です。
クロストンの用途
クロストンは通常の硬質クロムめっきでは十分な耐食性効果が発揮できないような用途や光沢度調整を必要とする用途にご利用いただいています。
半導体関連部品
  • 硬質クロムめっきの防錆用下地めっきとして
  • 光沢度の変化を重要視される各種彫刻ロール、エンボスロール
  • 耐熱、耐食性を必要とするガラスやプラスチック成形金型及び部品
  • 海水や海岸などで使用されるシーリング、弁軸、ポンプ軸等のすきま腐食、孔食、粒界食などを防止する必要のあるステンレス製部品
  • 硫化物腐食やバナジウム腐食などの高温腐食をおこす部品
  • ガス腐食防止を目的とする部品
  • 耐酸化性を必要とする部品
  • 高湿度雰囲気中で腐食防止を目的とする部品
応用事例
 
クロストンを施したエンボスロール